コラム

公開日 2025.09.19 更新日 2025.09.19

【第70~74回】ヴァイスシュヴァルツトリオCS『福福杯』8月度大会レポート

 

こんにちは。福福トレカ ヴァイスシュヴァルツスタッフです。

 

 

なんと、今年の8月は5回もCSを開催することができ、たくさんの方にご参加いただけました。

 

 

今回は、8月の毎週日曜日に開催したWSトリオCS『福福杯』のデータから、地区大会へ向けどのように環境が動いたのか分析していきたいと思います。

 

 

大会分布まとめ

第70回分布

第71回分布

第72回分布

第73回分布

※画像は福福杯74となっておりますが、第73回の分布となります。

第74回分布

 

 

まずは使用分布から、いくつか注目のタイトルの動向について見ていきたいと思います。

 

PIXAR

 

第70回直前に「Toy Story」として追加弾が出たタイトルです。

 

もともと「新しい世界 ルカ」を軸にしたデッキが結果を残していましたが、追加されたカードがなかなか強力です。

 

「“30年とその先も”ウッディ・プライド」はクライマックスを連打したいルカと非常に嚙み合いがよいです。イベントを持ってきたり、トップ操作により集中や「スーパーヒーロー インクレディブル・ファミリー」のバーン効果を安定して使ったり、といったことができます。

 

 

新規レベル1CXコンボの「“30年とその先も”ダッキー&バニー」は、イベントの大量搭載を要求されるためデッキ構築こそ難しいものの、新弾のイベントがどれも強力なので手札、山札の管理能力が非常に高いデッキとなっています。

 

CXコンボ自体が、デッキトップ依存にはなりますが手札を最大2枚増やす効果と任意で手札→ストックのリソース変換を行える非常に強力な効果となっており、このカードを軸に研究している方も多いようです。

 

 

怪獣8号

 

8月もう一つの新弾がこちらの『怪獣8号』です。

 

亜白ミナのレベル1、レベル3CXコンボが非常に強力で、自身のリソースを伸ばしながら相手のキャラを除去できるという事で発売前から注目されていました。

 

 

また、レベル3の対応CXと同じCXとのコンボで光景互換を使える上、登場時に対応CXを回収できる「臨戦態勢 保科宗四郎」の存在から気軽に早出し連動を狙えつつ相手の圧縮も許しません。

 

 

さらに同じCXで大火力を出す「怪獣討伐 亜白ミナ」も存在し、相手のプランニングや盤面を破壊しつつ自身のリソースも枯れない上リーサルプランもしっかり搭載された非常に強力なデッキとなっています。

 

 

 

学園アイドルマスター

 

5回すべての開催で使用率ぶっちぎりの1位です。

 

オーソドックスなカムバック&ゲート型を中心に、疑似リフレッシュの「ハッピーミルフィーユ 十王星南」の対応CXも採用しているタイプや8カムバックなどが散見される形は変わっていません。

 

デッキの中身についてですが、「怪獣8号」が発売された第71回からは、相手のレベル1CXコンボで除去されない「clumsy trick 姫崎莉波」のピン採用が増えました。

 

また、「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」が増えてきた月後半では「Feel Jewel Dream 有村麻央」のピン採用もかなり見られたほか、取り回しの良さや黄色発生のため「カクシタワタシ 紫雲清夏」が1~2枚搭載されていることも増えており、構築は環境に合わせて動いているようです。

 

 

 

ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ

(以下蓮ノ空)

前期女王の『蓮ノ空』ですが、じわじわと数を増やしています。

 

 

月後半の2回では使用率2位をマークし、完全とはいえないまでも復活をとげました。

 

 

現環境のレベル1帯にパワー10500の通りがよいのと、レベル2以降は制限前と同じ動きが可能であり、スタンバイアイコンからの無料ヒールと中盤から飛ぶお手軽3点バーンは依然として強力です。

 

 

 

 

 

あおぎり高校

 

月初までは一定の数がいる印象でしたが、かなり数を減らしています。

 

また、タイトル内ではトレジャー&カムバックという新しいアーキタイプのシェアがかなり増えています。

 

既存の「とびっきりのワンショット! 栗駒こまる」を主軸とした構築は、爆発力こそあるもののレベル3のCXコンボに回復がついていないものが多いこともあり安定性に欠けるデッキでしたが、CXコンボでバーンと回復を選択できる「純白の装い 我部りえる」や、トリガーしたカードを不要牌に変換しつつ山札を直接固くできる「ちゅーぷわぷわぷりーず! ぷわぷわぽぷら」の採用により堅実なゲームメイクができるようになっているのが特徴です。

 

 

 

大会上位デッキまとめ

 

次は、上位まで勝ち残ったデッキについて見ていきたいと思います。

各大会の結果と、ベスト4、ベスト8までの入賞数集計になります。

 

74回 https://x.com/fukufuku_ws/status/1962091431755157983

 

73回 https://x.com/fukufuku_ws/status/1959552861278453824

 

72回 https://x.com/fukufuku_ws/status/1957019657820602661

 

71回 https://x.com/fukufuku_ws/status/1954479200322335173

 

70回 https://x.com/fukufuku_ws/status/1951945814189690949

 

 

 

ベスト4進出数では、

 

1位『学園アイドルマスター』17名

2位『PIXAR』6名

3位『蓮ノ空』『【推しの子】』『ホロライブ』5名

 

となっています。

 

 

『PIXAR』『ウマ娘』などは使用数に対してかなり勝率がよく、練度次第にはなりますがパワーのあるデッキと言えるでしょう。特に大会上位卓で当たった際にはかなりの使い手である可能性が高いので、注意が必要かもしれません。

 

 

また、月の途中で発売された『怪獣8号』ですが、ベスト4進出数では4位タイ、ベスト8まで集計範囲を広げると2位タイとなっています。

 

 

既にかなりの勝率を叩き出していますが、まだまだ研究が進んでいくと考えると恐ろしいですね。

 

 

逆に『BanG Dream!』などは使用率に対して若干勝率が低く、苦戦している印象で、やはりクリティカルな2種選抜だったようです。

 

 

 

おわりに

 

8月に開催した5回のCSについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

 

今後もCSの結果を分析していこうと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします!