コラム
ヴァイスシュヴァルツは、運要素が強いと思われがちです。しかし、実際には「立ち回り」次第で勝敗を大きく左右できる戦略性の高いカードゲームです。たとえば、CXカードの比率管理や盤面への対応、詰めのタイミングなど、細かな判断の積み重ねが勝敗を分けます。
本記事では、初心者から中級者の方向けに、ヴァイスシュヴァルツで勝つための立ち回りの基本を解説します。今よりも安定して勝ちたい方は、ぜひ立ち回りの基本を見直してみましょう。
ヴァイスシュヴァルツにおける「立ち回り」とは、下記の要素を踏まえて、最適なアクションを選び続けるプレイ全体の流れを指します。
強いカードを出すだけでは勝てないのがこのゲームの難しさであり、プレイヤーの判断力が問われる部分です。とくにクライマックスカードの比率管理や、盤面制圧、ダメージの押し引きは勝敗を左右します。デッキ構築に加え、戦局を読む力があってこそ、勝率を安定させられるでしょう。
ヴァイスシュヴァルツで勝ち続けるには、漠然と攻めるのではなく「何を意識してプレイするか」が重要です。ここでは、勝率を上げるために意識したいプレイの3原則を解説します。
詳しく見ていきましょう。
感情に任せた無謀な攻撃は、結果的に敗北を招きやすいリスクの高い行動です。リソース管理が求められるヴァイスでは、無計画なアタックで手札やストックを消耗してしまうと、次のターンに有効な手が打てなくなります。
仮に勝てたとしても、運に頼った勝利は再現性に乏しく、実力が身につきません。アドバンテージを意識し、毎ターンの動きに根拠を持つことが、安定した勝率につながります。
相手のキャラを処理できないと、そのぶん手札を温存され、有利な展開を許してしまいます。ヴァイスでは、毎ターン3アタックを前提にリソースを回すため、盤面制圧ができないと次第に手札差が開きます。
とくにレベル1以降はパワーラインが上がり、無対策では突破が難しくなるため、メタカードや高パワーキャラの準備が重要です。相手の主要タイトルごとの動きを知っておくことが、有効な対策法です。
山札にクライマックスカードが少ないまま試合を続けると、ダメージが通りやすくなり、不利な展開につながります。ダメージキャンセル率を安定させるには、現在の山札にクライマックスカードが何枚残っているかを意識しながら行動することが重要です。
そのためには、山札の上から数枚を控え室に置く「集中」などの効果を活用し、不要なカードを山札から取り除くことが有効です。さらに、リフレッシュを有利なタイミングで行えば、次の山札をキャンセルしやすい状態に整えられます。
ただし、序盤や終了間際のリフレッシュは逆効果になる場合もあるため、実行するタイミングには注意が必要です。クライマックスカードの管理はプレイング精度を高めるうえで欠かせない技術であることを覚えておきましょう。
ヴァイスシュヴァルツでは、キャラのレベルが進むごとにできることや求められる判断が大きく変わります。ここでは、各レベルの立ち回り方を解説します。
チェックしていきましょう。
レベル0の序盤は、勝負を決めるフェーズではなく、次の展開に向けた準備と観察がおもな目的です。ここで無理に3面アタックを仕掛けると、相手を先にレベル1へ進ませてしまい、自分の盤面が整わないまま劣勢に立たされてしまいます。
下記の点を意識すると、安定した立ち回りが可能になります。
このターンは、勝ちにいくことよりも負けないための下準備と捉えて、冷静に状況を整えましょう。
レベル1は、ヴァイスシュヴァルツにおける中核のフェーズであり、盤面とリソースの主導権を巡る攻防が本格化します。多くのデッキでクライマックスコンボがここで解禁され、アドバンテージを得るか失うかが勝敗に直結します。
この段階で意識したいポイントは、下記のとおりです。
このフェーズは「構築とプレイングの融合」が問われるターンです。盤面とリソースの管理を丁寧に行い、優位な状況を築きましょう。
レベル2は、勝負の流れを大きく左右する中盤の山場です。多くのデッキで早出しキャラや高性能カードが登場し、プレイヤーに攻めと守りの選択が突きつけられます。
無理に詰めを狙えばリソース切れや被弾リスクが高まり、反対に受けに回りすぎると相手に主導権を握られかねません。重要なのは、状況を冷静に見極める判断力です。
意識したいポイントは、下記のとおりです。
レベル2では焦らず、次のターンを見据えて「動く・止まる」の判断を丁寧に行うことが、最終的な勝利につながります。
勝負を決めるレベル3では、リーサルに必要なリソースと相手の山札状況を天秤にかけて動くことが求められます。強力なクライマックスコンボやフィニッシャーを一気に展開して短期決戦を狙うのも手ですが、失敗した場合のリスクは大きいため、次のターンを見据えた2段構えの構成も有効です。
大切なのは「今詰めるべきか、温存すべきか」の判断力です。盤面とリソースに余裕があれば無理に詰めず、確実に勝ちを取りにいくと勝率を高められるでしょう。
プレイングの上達には、試合ごとの反省と、思考パターンの定着が不可欠です。ここでは、プレイ精度を高める習慣と思考法を解説します。
詳しく見ていきましょう。
試合終了後には、勝敗に関わらずプレイの振り返りを行いましょう。ミスや疑問点があったターンについては、「なぜその選択をしたのか」「ほかに何ができたのか」を紙やアプリに記録すると、客観的に見直すきっかけになります。
繰り返すことで、自分のプレイスタイルの癖や弱点が見えてきます。思考の言語化は、再現性のあるプレイングを身につけるのに効果的です。強いプレイヤーほど、振り返りを徹底しています。
複数のデッキを使うのも楽しいですが、勝率を安定させたいなら1つのデッキに絞って練習するのがおすすめです。プレイの流れやカードの使い所が身体に染みつけば、試合中に余計な思考が減り、判断ミスが減少します。
細かいリソースの使い方や相手の行動に対する対応力も磨かれ、デッキへの理解度がプレイング精度に直結します。まずは、1タイトルを徹底的に使いこなすことから始めましょう。
環境でよく見かけるデッキへの対策を考えておくことは、勝率を高めるうえで効果的です。たとえば、高パワーで盤面を制圧してくる相手には、相殺効果やバーンメタなど明確な回答カードを採用するのが有効です。
また、対戦経験が多ければ多いほど、動きの傾向や警戒ポイントも自然と頭に入ってきます。大会に出る場合は、上位常連のデッキタイプをリストアップし、対策をデッキ構築やプレイに反映させておきましょう。
安定した勝率を目指すなら、プレイングだけでなく「デッキ構築」の見直しも不可欠です。下記のようなトラブルの多くは、構築に原因があります。
枚数配分や色バランス、採用カードの役割が噛み合っていないと、どれだけ丁寧に立ち回っても思うような結果は得られません。勝率が伸び悩んでいると感じたら、使用デッキを客観的に見直してみましょう。
環境に合ったカードをスムーズに入手したいときは、在庫の豊富な「福福トレカ」が便利です。必要なカードを素早く揃えられるため、構築の幅が一気に広がります。最適な構築でプレイすることで、実力を最大限に発揮できるでしょう。
ヴァイスシュヴァルツは、ただ強いカードを使えば勝てるゲームではありません。プレイの一手ごとに意味があり、積み重ねた判断が最終的な勝敗を左右します。
立ち回りを見直すことで、これまで見落としていた選択肢や新しい勝ち筋が見えてきて、ゲームそのものがより奥深く感じられるでしょう。
「福福トレカ」は、ヴァイスシュヴァルツをはじめとするトレーディングカードの通販に特化しています。シングルカードはもちろん、サプライやBOX、パーツのまとめ買いにも対応しており、初心者から上級者まで幅広く支持されています。
デッキの強化の際は、是非ご利用ください!