コラム
ヴァイスシュヴァルツは、アニメやゲームのキャラクターが登場するトレーディングカードゲームです。好きな作品でデッキを組める自由度の高さと、キャンセルによる逆転要素があるゲーム性が魅力です。
初めての方でも、ルールを覚えてしまえば誰でも楽しめます。本記事では、ヴァイスシュヴァルツを始めたい初心者に向けて、基本ルールや練習法などを解説します。
ヴァイスシュヴァルツを始めようと検討している方は、参考にしてください。
ヴァイスシュヴァルツは、2人で対戦するキャラクターカードゲームです。デッキは、アニメやゲーム作品をモチーフにしたカードで構成され、好きなタイトルで自由に戦えます。
勝利条件は、相手に28点分のダメージを与えてレベル4に到達させること。TCG初心者でも始めやすい設計で、ルールを覚えるだけで奥深い戦略が楽しめます。
また、同じ作品でデッキを組めるので、キャラクターや世界観への愛着がそのまま強さにつながるのも魅力です。
ヴァイスシュヴァルツでは、相手にダメージを与え、相手のレベルを4にすることで勝利します。1ターンは、下記の7フェーズで構成します。
序盤はクロックフェイズで2枚引いて手札を整え、中盤からはクライマックスカードやコンボを活かして攻めていきます。盤面のキャラを残しながら、リフレッシュを有利なタイミングで行うことも重要です。
単なる殴り合いではなく、山札やダメージ計算も勝敗を左右します。
ヴァイスシュヴァルツでは、下記のように、独特の専門用語が多く登場します。
最初は戸惑う方も多いかもしれませんが、プレイや観戦を通じて自然と覚えられるので、心配はいらないでしょう。
ヴァイスシュヴァルツを始めたいけれど、何から手をつけてよいか分からない方も多いでしょう。初心者に大切なのは、無理なく楽しめる方法で始めることです。
ここでは、ヴァイスシュヴァルツの始め方を紹介します。
詳しく見ていきましょう。
最初に用意したいのが「トライアルデッキ」と呼ばれる構築済みデッキです。50枚入りで、すぐに対戦できる内容が揃っており、初心者に最適なアイテムです。
選ぶときは、自分が好きなアニメやゲーム作品のデッキを選びましょう。ヴァイスシュヴァルツは「推し」で戦えるのが醍醐味です。
好きなキャラがいれば、それだけでプレイが楽しくなります。最近発売されたタイトルはカードの性能も高く、デッキの戦力も安定しやすい傾向があります。
トライアルデッキには、簡単なルールをすぐに理解できる「クイックマニュアル」が付属されています。さらに、公式サイトやYouTubeには初心者向けの解説動画も用意されています。そのため、視覚的にゲームの流れを覚えられるのが魅力です。
これらを見れば、実際のカード配置やフェーズの進行が分かるため、マニュアルだけではイメージが湧きにくい方におすすめです。慣れないうちは、動画を見ながら手元のカードで動かしてみると理解が深まります。
最低限のルールを覚えたら、実際に対戦してみるのが上達への近道です。身近にTCG仲間がいれば、声をかけて一緒にプレイしてみましょう。
また、カードショップでは初心者歓迎のフリースペースやショップ大会が開催されています。大会と聞くと構えてしまうかもしれません。対戦前のあいさつや、ルールに沿って行動するなど、マナーを守れば問題ありません。
対戦を重ねることで、カードの使い方やタイミングの感覚も自然と身についていくでしょう。
ヴァイスシュヴァルツの魅力は、自分だけのオリジナルデッキを組めることです。とはいえ、初心者は「どうやって組むのか分からない」と悩む方も多いでしょう。
ここでは、デッキ構築の基本・初心者におすすめのカードの選び方を解説します。
それぞれ見ていきましょう。
ヴァイスシュヴァルツには、150以上のタイトルがあり、初心者が扱いやすい作品には共通点があります。
下記のタイトルは、構築がシンプルかつ手札や盤面の安定性が高いため、初めてでも戦いやすい構成です。
中でも「手札を補充しやすい」「クライマックスコンボが決まりやすい」デッキは、初心者がプレイの感覚をつかみやすいのが特徴です。まずは、自分の好きな作品かつ情報が多いタイトルを選ぶとよいでしょう。
ヴァイスシュヴァルツのデッキは、カードの「レベル」によって役割が大きく変わります。一般的な構成の目安は、下記のとおりです。
レベル0は序盤の展開を支えるアタッカーや手札調整、レベル1は中盤の火力やクライマックスコンボの主力となっています。さらに、レベル2はサポートや助太刀が中心で、レベル3は終盤の回復やフィニッシュに使うのが特徴です。
それぞれの役割を意識しながらバランスよく配置するのが、安定したデッキ構築のコツです。
ヴァイスシュヴァルツでは、クライマックスカードと対応キャラによるクライマックスコンボが勝敗を大きく左右します。クライマックスカードは1デッキに最大8枚まで入れられて、これらと対応するキャラカードが揃うことで、強力な追加効果を発動します。
下記のように、クライマックスコンボによる効果はさまざまです。
初心者は1〜2種類のクライマックスコンボに絞り、それに対応するキャラを4枚ずつ採用するのがおすすめです。再現性が高まり、ゲームの流れをコントロールしやすくなります。
ヴァイスシュヴァルツに慣れていないうちは、気づかないうちに損するプレイングをしてしまうことも少なくありません。ここでは、初心者がやりがちなミスと対策を解説します。
プレイを重ねる中でミスを減らし、少しずつ勝率を上げていきましょう。
ヴァイスシュヴァルツでは、山札の「リフレッシュ」によってキャンセル率が左右されます。初心者がやりがちなのが、ただ「手札を増やしたい」「山札を掘りたい」気持ちで集中やサーチを多用し、クライマックスカードが控え室に多く落ちてしまうことです。
これでは、リフレッシュ後に山札に戻るクライマックスの枚数が減り、キャンセル率の低下につながるおそれがあります。有効な対策は、山札の残り枚数と控え室のクライマックスカードの枚数を常に意識し、「強い山」を作る意識を持つことです。
必要のないタイミングでの山削りは、逆効果になる場合があると心得ましょう。
ヴァイスシュヴァルツは、盤面の制圧だけで勝敗が決まるゲームではありません。高パワーのキャラで相手をリバースさせることも大事ですが、あくまで「ダメージを通す」ことがゲームの本質です。
初心者のうちは「盤面勝ち=勝利」と思い込み、無理にキャラの強さだけで押そうとしがちです。しかし、それではソウルが伸びず、打点が不足するケースも多くあります。
クライマックスカードの張り方やアタック順、サイドアタックなどを活用し、勝つための打点を意識しましょう。場合によっては、盤面を捨てる勇気も必要です。
自分のターンのクロックフェイズでは、任意で手札1枚をクロック置場に置くことで、カードを2枚引けます。この処理は、序盤の手札補充には有効ですが、終盤にも使うと、かえって自分を追い込む原因になります。
たとえば、レベル3でクロックが6の状態でこの処理を行うと、手札をクロックに置いた時点でレベル4となり、そのまま敗北が確定します。初心者がよくやってしまうのが、毎ターンなんとなくカードを2枚引いてしまうことです。
中盤以降はドローする必要があるか、回復が可能か、山札のクライマックスカードの比率などを判断材料にし、ドローしない選択肢も視野に入れましょう。ターン全体の流れを意識して判断できれば、安定したプレイを叶えられます。
ヴァイスシュヴァルツを上達するためには、下記の練習方法が効果的です。
プレイの流れを理解し、ミスを減らすことで、自然と勝率も上がっていくでしょう。
1人でデッキを使い、仮想の相手を想定してターンを回す「1人回し」は、手軽にできる練習方法です。下記の項目ごとに、動きを確認できます。
デッキの回転やクライマックスカードの噛み具合、集中のタイミングも把握できるため、実戦前の動作確認に最適です。山札を強く保つ練習や、リフレッシュ後の展開も意識すると、実戦に近い形で練習が行えるでしょう。
上級者の対戦動画を観ることも、練習の一環になります。注目すべきは、カードの使い方だけでなく、下記の要素です。
とくにクライマックスコンボのタイミングや山札の削り方は、プレイングスキルの差が出やすいポイントです。解説付きの動画であれば、なぜその行動を選んだのか理解しやすく、初心者でも学びやすくなります。
視点を持って観戦することで、自分のプレイにも活かせる「気づき」が得られるでしょう。
ヴァイスシュヴァルツの魅力は、自分の好きな作品で戦える点です。初めてのデッキは、勝ち負けよりも「好きだから使いたい」という気持ちを大切にしましょう。
ルールに慣れ、少しずつカードを入れ替えたり強化したりすることで、デッキが成長していく過程もこのゲームの楽しさです。
シングルカードを揃えるなら、豊富な在庫と見やすい検索機能が魅力の「福福トレカ」をご利用ください。人気タイトルのカードも取り扱っており、初心者から上級者まで安心して利用できます。
まずは1つのデッキから、ヴァイスシュヴァルツを楽しみましょう。